Check out the Category:

普段何気なく使っている消しゴム。その歴史はあまり知られていないかもしれません。知る機会もないですしね…。ここでは世界と日本の消しゴムの歴史について紹介しましょう。消しゴムの歴史はコロンブスの時代、遠い昔から始まります。なんかちょっぴりロマンを感じませんか?

消しゴムの歴史~世界編~

今はセットで使われている鉛筆と消しゴムですが、歴史をのぞいてみると鉛筆のほうが先に誕生しているんですよ。黒鉛が見つかって、鉛筆が生まれたのが16世紀といわれています。当時は鉛筆で字を書いても消す道具がなかったので、パンを使っていました。それから、しばらくして1770年、酸素を発見したことで知られるイギリス人の化学者プリーストリーという人が天然ゴムを使って字を消せることに気づいたのです。研究が重ねられて1772年、世界初の消しゴムが誕生して発売されました!とても高価なものだったにもかかわらず以前、使っていたパンとは違ってよく消えると大好評♪その人気はあっという間にイギリスからフランス、そしてヨーロッパへと広がっていきました。そのあとも、よりよく消える消しゴムが次々に作られ、私たちの生活に欠かせない文房具の一つになりました。ただ、この説が本当に正しいのかどうかは誰にもわかりません。いくつかある説のなかで、一番有名なのがこの説なんですよ。

消しゴムの歴史~日本編~

その消しゴムが日本に伝わったのは一体いつのことなのでしょう?日本では明治時代になってから義務教育が始まって、子供たちが勉強をするために文房具が必要になりました。それまでの筆を鉛筆に持ち替えたことで、消しゴムがないと困るようになってきました。そのときの日本には国産品の消しゴムはまったくなかったので、人々は外国製のものを使っていたんですよ。ですが、いつまでも外国製ばかりに頼っているわけにはいきませんよね。そこで1886年、東京のある小さな製造所で消しゴムの製造が始まりました。ところが、あまり品質のいいものを作ることができません。外国製の消しゴムのように字をキレイに消すことができないのです。そうして試行錯誤していたある時、塩化ビニールを研究していた技術者が研究室で図面を描いていたときのことです。間違った部分を消そうと思いましたが消しゴムが見当たらず、そばにあった塩化ビニールの切れはじでこすってみました。すると天然ゴムの消しゴムよもよく消えるではありませんかっ!?これを原料にすれば、よく消える消しゴムが作れる!と、その日から研究の日々が始まりました。こうして、ついに「プラスチック字消し」(今で言うプラスチック消しゴム)ができあがったというわけです。本格的に作られて、みんなに使われるようになったのは1956年以降のことです。

消しゴムとコロンブスとの意外な関係!?

「消しゴムの歴史~世界編~」で紹介したように昔、消しゴムはゴムでできていました。そのゴムはメキシコのユカタン地方の原住民によって発見されて、11世紀頃にはゴムを使ってボールや食器などを作っていたと考えられています。1495年、コロンブスが2度目の航海で西インド諸島のハイチに寄ったときにコロンブスは原住民たちがゴムボールで遊んでいるのを見かけます。ちょっと借りて触ってみると、とてもよく弾みます。それに興味を持ったコロンブスはボールをヨーロッパに持ち帰りました。これがキッカケでヨーロッパの人々は初めてゴムの存在を知ったんですよ。それからというもの、ヨーロッパ各地でゴムが使われるようになって、ボールや雨具などの生活用品が生み出されていきました。そうしているうちに木炭や鉛(なまり)で書いた字をゴムでこすると消えることが発見されました。これが消しゴムの起源といわれています。

進化するプラスチック消しゴム

1956年に本格的なプラスチック消しゴムの生産がはじまってから10年後の1966年、文房具用品として一気に普及しました。私たちがプラスチック消しゴムを使うようになってから40年以上経ちます。今では、いろんなメーカーからさまざまなタイプの消しゴムが発売されています。塩化ビニールに可塑剤をプラスした一般的な消しゴム、プラスチックの代わりに環境にやさしい材料を使ったエコ消しゴム、不要になったビニールハウスを再生したリサイクル消しゴム、消しカスがあまり出ないもの、消しカスがまとまるもの、さらにパンフレットなどのアート紙印刷を消せるもの、油性ペンやインクリボン式プリンター文字を消せるものなどがあり、用途に合わせて使い分けることができます。そのほか、持ちやすいぺンタイプや手帳にはさめる薄型タイプなど、便利な消しゴムがたくさんあるんですよ!


スポンサードリンク